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【完全版】口臭で歯医者に行くべき人、行かなくていい人

口臭を治したい!けどどこの病院に行けばいいかわからない…

「口臭治療はまず歯医者に行ったらいい」って聞いたけど、私の場合はどうなんだろ?どのくらいお金がかかるの?どれくらい通院するの?などなど

この記事では、口臭治療のために病院に通院するか迷っている人のために、あなたの口臭で病院にかかるべきかどうか判断する軸を書いています。

また、病院にかからなくてもいいように、歯磨きや舌磨き、フロスなど、普段どのようにケアをするべきかもまとめた完全版になっています!!

目次

1.口臭の原因とは?
 90%は口腔環境が原因
 口腔環境以外が原因になる場合

2.歯医者に行く人 行かなくていい人
 チェックしてみよう
 歯医者さんはどんな診察をしてくれるの?
 費用や通院期間

3.歯医者にかからないために
 歯磨きに効果はあるの?
 歯磨きにプラスでフロスをしよう!

4.まとめ

1.口臭の原因とは??

口臭は、何らかの疾患が原因となっている「病的口臭」、疾患を伴わない「生理的口臭」と、タバコやににんにくなどの匂いが強い食品を食べたときに発生する「食べ物由来の口臭」の3つに分類されます。

程度の差はありますが、生理的口臭は健常者のほとんどの人に発現します。反対に病的口臭は口臭全体の10%にすぎず治療の必要な疾患が由来の口臭です。

今回は治療の必要がある「病的口臭」について書きます。

 90%は口腔環境が原因

鼻やのどの病気、呼吸器系の病気、消化器系の病気、糖尿病、肝臓疾患などが原因で口臭が起こる場合もありますが、病的口臭の90%以上は口腔に原因があります。

口腔環境が悪化する原因として歯周病、むし歯、歯垢、歯石、舌苔(ぜったい)、唾液の減少などがあげられます。口腔由来の病的口臭は、歯周病が原因のことがほとんどで、 口臭患者の約 1/3 が相当します 。次に唾液の分泌減少による口臭が多いです。

歯周病の口臭は、歯肉から発生すると思っている人もいますが、それは勘違いです。実は多くは、舌の表面に付くコケ状の細菌の固まりである「舌苔」から発生します。その他、口内炎や口腔癌など潰瘍を作る病気も原因となります。

口腔環境の悪化が原因の口臭は、歯医者さんに診てもらうのが適切です。

それゆえに「口臭治療はまず歯医者に」という定石みたいなものがあるんですね。

口腔環境以外が原因になる場合

1. 身体的口臭

身体のストレス・会話条件・生活習慣になどによって、唾液の分泌が減少すると発現する口臭です。唾液が減少すると、細菌が増殖して口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物(VSC)がたくさん作られるためです。

唾液が少なくなる起床直後、空腹時、緊張時は特に口臭が強くなります。

また女性の生理・妊娠時などホルモンバランス変化に伴う口臭や、乳幼児期、学童期、思春期、成人期、老齢期、それぞれの年代固有の臭気、民族的な口臭も身体的口臭に含まれます。

歯みがきで細菌やVSCが減少し、食事をしたり、水分を積極的に補給するようにすることで唾液量が増加すれば急激に口臭は弱まります。したがって生活習慣の改善でよくなり、治療の必要がありません。

2. 食べ物由来の口臭

にんにくやニラ、タバコやアルコールの摂取に伴って発生する口臭のことです。消化するときににんにくやアルコールの成分が血液に溶け出し、肺を通して呼気から排出される一時的なものです。

本来口臭ではなく、時間の経過とともに改善されるので、治療の必要はありません。

2.歯医者に行くべき人 行かなくていい人

チェックしてみよう!!

歯医者にかかるべきか、自分で判断するのは難しいですよね。

あなたが歯医者に診てもらった方がいいか、簡単に診断してみましょう!!

✔️歯磨きをきちんとやっているつもりでも口臭がなおらない

✔️口臭の原因がわからない

✔️長い間口臭がなおらない

✔️口臭に関する記事は一通り読みあさった

✔️歯磨きをサボることが多い

✔️過去に虫歯で歯医者に通院していた

どうでしたか?

この中で一つでも当てはまった人は口臭外来にかかった方がいいかもしれません。

気づいた人もいるかもしれませんが、この質問は口臭や口内環境に関する幅広い内容になっています。

口臭外来では、来院者に対してカウンセリングをおこない、その人の口臭の原因を見つけることから始めます。

歯医者さんはどんな診察をしてくれるの?

実際に歯医者の口臭外来はどんな形で進められるのでしょうか。

過去の口臭外来のケースから口臭外来の大まかな流れを考えました。

カウンセリング

口臭外来も他の治療院と同様、まずは予診表に具体的な悩みを記入することとなります。それを元に、医師による問診やカウンセリングがおこなわれます。

「1. 口臭の原因とは??」で書いているとおり、口臭の原因は実にさまざまなので、その人の生活習慣や今までにかかった病気、アレルギーや耳鼻科系の疾患を有していないかなどを聞くことで、何が口臭の原因か調べます。

精密検査

実際に機械を使って口臭のきつさや原因菌を探ります。

呼気の成分調査、唾液の分泌量調査、レントゲンの主に3つをします。

  • 呼気の成分調査

呼気に含有されるガスの成分を分析して、口臭の原因菌を見つけます。この調査では、口臭が身体的口臭であるか、病的口臭であるか見極めることができます。

注射器のようなものを10秒ほど咥える簡単な検査で、一緒に歯並びや口腔内の粘膜の状態も調べることができます。

  • 唾液の分泌量調査

身体的口臭の主な原因に唾液分泌量の減少があります。口腔内が乾燥すると、口臭がきつくなるからです。

この調査も下を専用の機械に1秒ほどつけるだけなので、簡単な検査になっています。

  • レントゲン

口元のレントゲンを取ることで、虫歯の有無や、歯周病によって骨が溶けていないか、また蓄膿になっていないか検査することができます。

尿検査

口腔内ではなく、消化器官や呼吸器官に口臭の原因がないか、口腔外を検査するためです。尿検査に異常があれば、内科に診療をお願いすることがあります。

口腔内検査

口腔内検査では虫歯の有無やや歯周ポケットの状態、磨き残し状態など歯医者さんで行うようなお口の中のチェックを行います。

歯磨きによって予防できる口臭もあるので、施術が必要がない場合も考えます。

施術

以上の検査を踏まえて、医師は治療を行います。口腔内に口臭の原因がある場合はそちらを先に行います。

同時に、口腔内のクリーニングを定期的におこなったり、自宅でできる歯磨きの方法などを指導を行います。さらに、口臭を根本的に解決するために、生活習慣の指導や食習慣に関するアドバイスをすることもあります。


※口臭外来をしている歯医者としていない歯医者がいるので、口臭について診てもらいたい場合は、口臭外来をしている歯医者さんに診てもらうようにしましょう。

費用や通院回数

専門外来なので、耳鼻咽喉科や内科などをたらい回しにされる心配はありませんが、費用については比較的高価な場合が多いです。

なぜなら、口臭は病気として認められないことが多く、保険が適用されない時があるからです。基本的に歯周病などの病気の場合だと保険が適用されますが、最新の口臭治療法を用いると、保険適用外となり、思っているよりお金を払わなくなります。

また、検査料は保険適用外なので、一般的には初診料と検査料、施術日などを合わせて5,000円程度の費用になります。薬剤を使って虫歯や歯周病の原因菌を除去する、画期的な治療システム最新のシステムである3DS治療(Dental Drug Delivery Systemの略)を使う場合は、初診料、検査料だけでも2万円から3万円近くかかります。

回数は口臭の原因にもよりますが、1回で治療が終わることはありません。虫歯だと数回で済みますが、歯周病の場合は長期的に通院する必要があります。また、ホームケア用の口腔ケア用品を併用する治療だと、1回の治療が10万程度いなることもあります。

※費用や通院回数は、診てもらう病院やクリニックによって異なります。

自らの責任で診療してもらうようにしてください。

3.歯医者にかからないために 

歯磨きには効果はあるの?

歯磨きの効果

歯磨きは歯周病や歯肉炎の原因やその生成物であるプラーク)を除去するのにとても適しています。また、歯磨きで落としきれずに残ったプラークや食物の食べカスから臭いが発生してしまうこともあります。

歯を磨けない状態だと、歯の表面が白や黄白色のネバネバしたものに覆われてしまいますよね。そのネバネバの正体がプラークと呼ばれる歯の表面を覆う歯垢のことです。

歯磨きは基本的に歯の表面を磨くために作られています。そのためプラークや食べ残しが詰まりやすい奥まった部分や歯と歯の隙間、歯と歯茎の隙間は歯ブラシを縦にしたり、歯と歯茎の隙間に入り込む斜めの角度で当てたり、丁寧に磨くことが大切です。

プラークは繁殖するのにおよそ24時間かかるので、1日に1回は念入りな歯磨きをするようにしましょう。逆にいうと念入りな歯磨きは最低で1日1回で大丈夫だということです。また、プラークの原因になる細菌が、最も口腔内に増える時間帯は、唾液が減少する睡眠中~朝の起きぬけの間です。ここで細菌を増やさないようにすることが、プラークコントロールにおいては大切になります。そのため、歯磨きするタイミングは、できれば就寝前と、起床時の2回が推奨されています。

一方、食後すぐは、食べ物と唾液の流れによって、細菌は最も少なくなっています。細菌の塊(かたまり)であるプラークは、食後8時間くらいから形成されるので、食後すぐの歯磨きは推奨されません。さらに、食後は、食べ物の影響で、口腔内が酸性に傾いています。特に現代人の嗜好する甘いものや肉類、アルコールなどは、酸性になりやすいです。その状態で、研磨剤や界面活性剤などの入った歯磨き粉をつけて歯磨きしてしまうと、歯のエナメル質を削り、粘膜を傷めてしまうことになっています。

また、せっかくの唾液を洗い流してしまうのも問題があります。唾液が分泌されていれば、pHを中性に戻ります。加えて、削れたエナメル質を再石灰化によって修復もしたり、口腔内の殺菌もしてくれたりします。

最近では、市販の歯磨き粉は、使いすぎると害になると考えられています。界面活性剤などの成分で舌の粘膜を傷めると、口臭の原因にもなりかねません。

唾液の力があれば、水だけでブラッシングすれば十分と考えられています。歯磨き粉はどうしてもつけたければ、少量で十分です。

少しの意識で変わる!歯磨きの仕方

歯磨きについては、磨き残しがないように、一方通行で磨くようにしましょう。実は歯の表面は、唾液や咀嚼で自然ときれいになるので、特にプラークがたまりやすい「歯と歯茎の間」と「歯と歯の間」を意識して磨くようにしましょう。

磨き残しやすいところ

①奥歯の奥側

いちばん奥の歯の奥側は、ブラシを縦に当てにくい場所です。実はここの場所は歯磨きではカバーできないところが多いので、歯を1本1本磨くためのタフトブラシなど+αのグッズをツアうのが効果的です。

②利き手側の犬歯

右利きの人は右の犬歯、左利きの人は左の犬歯が角度的に磨きにくいです。順手、逆手と歯ブラシを持ち替えて丁寧に磨くことが大事です。

③前歯の裏側

歯ブラシを当てる角度に注意しないと磨きにくいのがここです。特に歯茎との境界部分は、ブラシの先の方で意識的に磨くようにしましょう。

歯磨きにプラスでフロスをしよう!

フロスまでする必要あるの?

歯と歯の間は、歯ブラシの毛先が届きにくいためプラーク(歯垢)が残りやすく、むし歯や歯周病が発生しやすく、口臭の原因となってしまいやすい場所です。あなたは歯と歯の間を十分綺麗に磨けていると思いますか。

実は、この歯間部のプラークは、歯ブラシだけでは60%程度しか取り除くことができません。歯ブラシと併せてデンタルフロスや歯間ブラシを使うとで初めて90%近くのプラークを取り除くことができます。

実は知らないフロスのやり方

フロスをするのは1日1回寝る前にやるのが効果的だと言われています。

まず、歯ブラシで取れる汚れは取ってしまい、そのあとに、歯ブラシでは取れなかった汚れをデンタルフロスで落とすほうが効率的だからです。また、寝る前がおすすめである理由は、就寝中は唾液の分泌が少なくなり、口の中の細菌が増殖しやすい環境になるためです。就寝中の口の中を清潔に保つには、寝る前に細菌のかたまりである歯垢をできるだけ取り除くことが大切です。

使用頻度が1日1回なのは、プラークが石灰化する前に取り除くためです。取り残した歯垢は2~3日で石灰化が始まるといわれ、徐々に取りにくくなってしまいます。

デンタルフロスの使い方

①40cmほどの長さでフロスをきる

短すぎても長すぎても使いづらいので、手から肘までくらいの40cmくらいの長さが適当です。

②使いやすいように中指に巻きつける

両手の中指にくるくると巻きつけ、中指の間が10~15㎝になるように調整します。さらに親指と人さし指でつまんで。前歯は1~2㎝、奥歯は2~3㎝の隙間でフロスを用意しましょう。

③歯と歯の間にフロスを入れる

歯と歯の間にデンタルフロスをあて、横に動かしながら、ゆっくり歯と歯の間に入れます。鏡を見て場所を確認しながら使用しましょう。

ここで2秒ほど我慢し、自然にフロスが広がるのを待ちます。

※歯茎を傷付けないように、鏡を見て場所を確認しながら、使用するようにしましょう。グイッと力を入れて差し込まずに、「ゆっくり」動かすのがポイントです。

④上下に動かし、歯垢を落とす

歯の根元まで入ったら、歯に巻きつけるようにして上下に動かし、歯垢を落とします。隣り合った歯の両方の面を清掃します。

⑤ 横に動かしながら取り出す

取り出す時も、横に動かしながらゆっくり取り出します。

4.まとめ 

思ったより高価だなと感じた人もいるのではないでしょうか。

高価な口臭外来をしなくてもいいように、普段から予防をすることが肝心ですね。

もし、自分の口臭の原因がわからなくなったときは一度口臭外来に行ってカウンセリングを受けてみてもいいかもしれません。

お金や対人関係など、口臭で悩むことがないようにしたいですね!!