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花粉症や蓄膿症が原因?あなたの口臭は「鼻」が原因かも…?

「花粉口臭」なんて言葉も出るほど、花粉症で悩む多くの人が同様に口臭でも悩んでいます。同様に蓄膿症にかかった人も、口臭を気にする人が多いです。

口臭と鼻の症状はつながりがあるのでしょうか

その答えは「あります」

この記事では、どういったメカニズムで鼻の症状が口臭に結びつくのか分析していきたいと思います。

口臭にならないための日頃からできる予防方法や、口臭がするときの対策についても書くので、参考にしてください!

目次

1.口臭につながる?鼻の病気
 花粉症について
 蓄膿症について
 〈参考〉蓄膿症と(季節性)アレルギー性鼻炎の違い

2.「鼻」が口臭の原因になるとき
 01.鼻水が喉の奥に落ちる「後鼻漏」
 02.口呼吸が原因で口臭がきつくなる
 03.花粉症で口臭がきつくなる
 04.蓄膿症で口臭がきつくなる
 05.まとめ

3.鼻からくる口臭の対処法

4.まとめ

1.口臭につながる?鼻の病気

鼻の病気が原因の口臭かな。と思った人、その原因は主に2つの病気にあると考えられます。その2つの病気とは

花粉症蓄膿症

自分がその病気にかかっているのか、まずは2つの病気の症状をみてみましょう。

花粉症について

花粉症ってつらいですよね

鼻をかんでもかんでも鼻水は出るし、目は目薬をさしてもさしてもかゆいし。。

筆者も花粉症患者の一人で、毎年悩まされてます。

その上、花粉症と口臭が関係あると言われると辛いですね

でも口臭については、予防や対策をしっかりすれば気にならないようにすることができます。

実は日本では3人に1人が花粉症に悩んでいます。その花粉症を持つ108人の方にアンケートを行ったところ、花粉症の時期に口臭が悪化すると答えた人が実に72%もいたそうです。(厚生労働省 平成22年度花粉症対策 花粉症Q&A集~平成22年度)。

口臭はもはや花粉症の2次症状として、ほとんどの人が経験しているようです。少し花粉症がどんな病気かまとめてみました。

花粉症は季節性アレルギー性鼻炎といい、原因となる花粉が飛ぶ季節だけ症状を起こします。日本では、約60種類の植物が花粉症を引き起こすと報告されています。体内にそのような花粉(アレルゲン)が入ってきたとき、それを排除しようとする、「免疫反応」によって、鼻水が流れたり、くしゃみをしたり、目が痒くなったりするような症状が起こることをいいます。

(参考:鼻の三大症状→くしゃみ、鼻水、鼻づまり/ 目の三大症状→かゆみ、涙、充血)

花粉症の主な原因は、抗原抗体反応によるもので、空気中を浮遊しているスギ・ヒノキ・イネの花粉などのアレルゲン(抗原)が鼻粘膜に付着すると、体内に抗体が作られ、肥満細胞という名の細胞とくっつきます。その後、再びアレルゲンが侵入すると、肥満細胞からヒスタミンなどのアレルギー誘発物質が放出され、ヒスタミン受容体(ヒスタミンを受ける鍵穴)と結合し、鼻水、鼻づまり、くしゃみ等のアレルギー反応を起こします。

花粉症を発症する要因として、遺伝的なアレルギー体質があげられることが多いですが、他の理由もあげられます。まず、生活習慣の変化があります。実はお年寄りの方で花粉症患者の方は少なく、花粉症患者は若者に多い傾向にあります。昔からの和食は食べなくなってインスタント食品やスナック菓子などを食べるようになり、自律神経を乱すような睡眠不足や不規則な生活、そしてストレスも昔と比べて感じるようになったのかもしれません。

次の章では、花粉症のどの症状が口臭に結びついているのか分析します。

蓄膿症について

「ずっと鼻が詰まっている感じがする」

「寝る時に鼻がつまって呼吸がしづらい 寝れない」

「ドロッとした黄色い鼻水が出る」

「頭が痛い 頭が重い感じがする」

少しでもピンときたら「蓄膿症」にかかっている可能性があります。

蓄膿症は、風邪やアレルギー性鼻炎とも間違いやすい紛らわしい症状です。どのような病気なのか分析してみましょう。

蓄膿症とは、「慢性副鼻腔炎」のことです。

副鼻腔に膿がたまることで発症します。ほとんどの場合「急性鼻炎(鼻かぜ)」が長引くことで引き起こされます。細菌やウイルスによって副鼻腔の粘膜に炎症が起こると、細菌などを鼻水と一緒に体外へ排出する力が弱まり、副鼻腔に膿がたまってしまいます。

また、副鼻腔炎は、副鼻腔にたまった鼻水・膿や細菌などが、副鼻腔の粘膜を傷つけ炎症を起こします。それが原因となって、さらに病原体も増え、炎症が治りにくくなる悪循環に陥ってしまうのです。慢性的に海がたまるとイヤなニオイがしたりといった不快な症状が起こります。

蓄膿症のきっかけですが、鼻風邪以外にもカビや虫歯が原因で発症することもあります。体の抵抗力が弱っていると、カビに感染しやすくなり、副鼻腔に菌が増殖して、炎症の原因になります。 また、虫歯について、副鼻腔の頬の左右にある空洞と歯の根元が近くにあるため、歯の炎症が副鼻腔に移りやすくなります。

〈参考〉蓄膿症と(季節性)アレルギー性鼻炎の違い

症状がでる場所に違いがあります。蓄膿症は鼻づまりなど鼻を中心に症状が出ますが、アレルギー性鼻炎は目や喉のかゆみなど、鼻だけでなく目や喉にも症状が出ます。また、鼻水の粘性にも違いがあります。蓄膿症にかかった時の鼻水が黄色くてねばっとしているのに対して、アレルギー性鼻炎の時の鼻水はサラサラとしている傾向にあります。

2.「鼻」が口臭の原因になるとき

01.鼻水が喉の奥に落ちる「後鼻漏」

後鼻漏と聞いてピンとくる方はいるのではないでしょうか。原因の7割が蓄膿症とアレルギー性鼻炎で、おそらく鼻が原因で起きる口臭の盲点だと思います。

鼻汁が前に流れて鼻腔(鼻の穴)から出るのが鼻漏で、後ろ側にあたるのどに流れ落ちるのが後鼻漏です。だれでもある程度の鼻汁はのどに流れていきます。ですが、その量が増えたり、粘性が高まって濃くなったりすると、後鼻漏を発症します。たんがのどに張り付く、たんが絡んだせきが出るなどが主な症状です。

後鼻漏を発症すると、痰が出るようになります。その痰に細菌がたくさん繁殖して口臭のもとになるのです。痰が口臭の原因になっているのは驚きなのではないでしょうか。

3章では後鼻漏にならないための予防法

4章では後鼻漏になった時の対処法について書いたので、そちらにも目をお通しください。

02.口呼吸が原因で口臭がきつくなる

ドライマウス

口呼吸をすることで、口臭がきつくなる理由が2つあります。

一つは口呼吸をすることで、ドライマウスになるからです。

口呼吸では口のなかが乾燥して、唾液の量が少なくなります。

唾液には抗菌・洗浄・円滑作用などがあり、分泌量が減ると口腔内が乾燥し、細菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。

特に、蓄膿症では慢性的に鼻が詰まってしまうので、その分ドライマウスになりやすいです。

自律神経の乱れ

口呼吸が招く口臭をきつくするもう一つの原因とは、ずっと口呼吸のせいで副交感神経が働かずに、唾液の分泌が減少するからです。口呼吸をすると交感神経が優位になり、唾液の分泌が減少します。

ちなみに自律神経はご存知でしょうか。

自律神経とは、思いに関わらず常に自動的に働いている神経である覚醒・緊張時に優位になる「交感神経」と、リラックス時に優位になる「副交感神経」があります。唾液の分泌は副交感神経が働いているときに活発になります。

口呼吸で自律神経のバランスが崩れると、唾液が減少し、口臭がきつくなりやすいです。

03.花粉症で口臭がきつくなる

花粉症の薬(抗ヒスタミン薬)

花粉症の症状を抑えるくすりである抗ヒスタミン薬には「口渇」、つまり口が乾くという副作用があります。

特に第1世代抗ヒスタミン薬ではその副作用が顕著だと言われれています。

第1世代抗ヒスタミン薬を使っていて口の中が乾くという方は、第2世代抗ヒスタミン薬に切り替えると口渇が治まる可能性があります。

実際、第2世代抗ヒスタミン薬は口渇をはじめ、眠気など、第1世代抗ヒスタミン薬の副作用の多くが軽減されています。

前述したドライマウスも、薬の副作用で発症している可能性があります。

04.蓄膿症で口臭がきつくなる

蓄膿症でたまった痰や膿

鼻や喉にたまった痰や膿そのものが匂い発することもあります。

痰や膿は最近の温床になって、口臭をより強烈なおのにします。

05まとめ

蓄膿症やアレルギー性鼻炎について、口臭の原因となる要因をまとめてみました。

口臭の原因

蓄膿症

アレルギー性鼻炎

後鼻漏

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口呼吸

ドライマウス

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自律神経の乱れ

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薬の副作用

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鼻にたまった膿や痰

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口臭の原因については一つじゃない場合が多く、どれか特定するのは難しいように思います。それぞれの予防法について考えてみましょう。

3.鼻からくる口臭の対処法

基本的に口臭の原因は、唾液の分泌量の減少によります。

分析の結果、口呼吸などの根本的な原因は鼻詰まりにあることがわかりました。

口呼吸をしてしまう原因は、鼻で呼吸できないことにあって、まずは鼻づまりを解決することが先決ですよね。

また、後鼻漏や蓄膿症の膿や痰が発生するのも「鼻づまりが原因ですよね!

鼻づまりを解決するには、4つの方法があります。

症状にあった内服薬を飲む

花粉症の鼻詰まりの場合に服用をオススメするのは

「抗アレルギー薬」

「抗ヒスタミン薬」

「抗ロイコトリエン薬」

の3つです。

「抗アレルギー薬」は「ケミカルメディエーター遊離抑制薬」ともいいます。肥満細胞(マスト細胞)からアレルギー物質が放出されるのを抑制する薬です。

「抗ヒスタミン薬」は、放出されてしまったアレルギー物質が受容体に結合しないようにして、アレルギー反応を引き起こすのを防ぎます。

「抗ロイコトリエン薬」は、鼻詰まりに最も効果のあるお薬です。

実は、抗ヒスタミン薬はアレルギー症状全般を押えますが、鼻詰まり解消作用は比較的弱いです。

抗ヒスタミン薬と併用できますので、併用して服用して、アレルギー反応を防ぐとともに、鼻づまり自体の解消にも努めましょう。

ちなみに、抗ロイコトリエン薬は市販の薬局では購入できず、処方薬をもらって薬をもらいます。

副鼻腔炎の鼻づまりの場合に服用をオススメするのは

「抗炎症剤」です。

副鼻腔炎では、粘膜が腫れて鼻づまりを発症している場合があるので、抗生物質を服用することがオススメされます。

基本的に1週間程度しか処方されないので、抗生物質でも身構える必要はそんなにありません。

また、鼻腔スプレーも有効ですが、血管収縮剤系のスプレーは使用し続けると効果が落ち、症状が酷くなる場合があるので、短期間の使用にとどめておく必要があります。

点鼻液も一時的に鼻づまりを解消する効果があります。点鼻液の成分のステロイドには、炎症を抑える効果があります。

すぐできる簡単な方法

加湿器の使用

乾燥によって鼻の粘膜を傷めるのを防ぐために、加湿器を使って部屋の湿度を調節しましょう。また低湿度だとハウスダストやウィルスが浮遊しやすくなるので、アレルギー性鼻炎の方には特に加湿器の設置をオススメします。

最近はデスクに置ける小型の加湿器も販売されているので、仕事場でも湿度管理に勤めることができるといいですね!!

鼻うがいをする

鼻うがいは鼻づまりの改善や、アレルゲン(花粉やハウスダストなど)を鼻から洗い流すという効果があります。

ペットボトルにストローを挿すなどして手製の「鼻うがい器」ができます。30~35度のぬるま湯に塩を小さじ2分の1くらい混ぜ、鼻うがい器を鼻の穴に当てて「えー」と声を出しながら容器を押して鼻の穴にぬるま湯を入れます。終わったらティッシュペーパーで鼻を押さえて、鼻腔内の水分を取り除きます

鼻腔拡張テープ

鼻に貼って鼻腔を拡げる「鼻腔拡張テープ」というテープがあります。鼻腔拡張テープは硬めのテープになっていて、貼ると強制的に鼻腔を広げることができます。

マラソンなどスポーツ選手がつよくけていますね。自分の鼻にサイズを合わせることがコツだといいます。

適度なお酒!

実はアルコールを飲みすぎると鼻づまりが起こりやすいんです。アルコールには脱水を促す利尿作用があって、それによって粘膜が乾燥して鼻づまりになりやすくなります。

さらにアルコールは血行も良くしますから、血管が広がり鼻の粘膜の「海綿体」が血液を溜め込んで腫れ、鼻づまりにつながることも指摘されています。

ネプライザーによる治療

ネプライザーは耳鼻咽喉科にある治療機器です。今ではほとんどに耳鼻咽喉科に設置されています。筆者も花粉症で耳鼻咽喉科にかかる場合は、いつもネプライザーをしてもらいます。ネプライザーしてもらった後は、鼻づまりがなくなって、鼻呼吸ができるようになりとても気持ちが良いです。

ネプライザーは、コンプレッサーによって霧状になった薬剤を鼻腔のすみずみまで届け鼻づまりを抑えます。自分で点鼻薬を使うより高い効果が得られます。また、鼻汁を吸引して鼻内を清掃しながら、ネブライザーで鼻内にステロイドや抗生物質を行き渡らせます。

しかし効果にかなり個人差があります。また、ネプライザーは使用後に気持ちが悪くなったりと体に合わない人もいるので、もし使用中に気分が悪くなったら、すぐに使用を取りやめ。近くの医師や看護師にその旨を伝えるようにしましょう。

治療や処置では治らない場合は手術をする

今までに紹介した対策は、医院や自宅で実践できるものでした。実際にこの対策に挑戦してみて効果がなかったり、必ず治るような方法を撮りたい人もいると思います。ここでは「手術」という方法も紹介したいと思います。

まずはアレルギー性鼻炎を治す手術を紹介します。

  • 鼻腔粘膜焼灼術(粘膜を減量する)
  • 後鼻神経凍結手術(アレルギーに関与した神経の過敏性を押さえる)
  • 粘膜下下鼻甲介骨切除術(粘膜の奥にある骨を削る)

以上の3つがあります。どの手術が合うかは医師と相談して決めるようにしましょう。

次に蓄膿症の人のための手術を紹介します。

  • 鼻内副鼻腔手術(副鼻腔炎の炎症を軽減する)
  • 鼻粘膜焼灼/ 粘膜下鼻甲介骨切除(鼻腔内の空気を通りをよくする)

以上の2つがあります。

4.まとめ

  • 鼻が原因の口臭は主に「蓄膿症」と「花粉症(アレルギー性鼻炎)」にある
  • 後鼻漏、口呼吸などが口臭がきつくなる要因になる
  • 鼻づまりを直して口臭改善!!
  • 薬や治療法で治らない場合は手術も考える

いかがでしたでしょうか。実は繋がっている「鼻の病気」と「口臭」

ずっと治らないと思っていた口臭が実は鼻づまりにあったなんてこともあるかもしれません。

アレルギー性鼻炎や蓄膿症で悩んでいた人は、それが口臭の原因かと疑ってみてもいいかもしれません。

対策についてはたくさん書きましたが、この中から自分にあった対策法を見つけることが重要だと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます!