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胃の不調があなたの口臭を招いてる? 原因と対処法

口臭の原因の8割以上は、口腔内に何らかのトラブルが生じることによって発生していると言われていますが、残りの口臭の原因の1割程度が、胃の不調や内科系の病気によるものということを知っていましたか…?

そこで今回は、胃の不調が原因で起こる口臭について詳しく紹介していきます!対処法や予防策も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

1.口臭の原因

2.胃の不調によって起こる口臭

3.胃の不調による口臭の対処法
 ①暴飲暴食をしない
 ②バランスの良い食事を摂る
 ③胃の不調を整える食べ物を摂取する
 ④ストレスを溜めない
 ⑤歯科医院を受診する

4.胃薬で口臭を改善しよう!

5.まとめ

1.口臭の原因

病的口臭

鼻やのどの病気、呼吸器系の病気、消化器系の病気、糖尿病、肝臓疾患などが原因で口臭がする場合もありますが、病的口臭の90%以上は口腔内に原因があります。歯周病、むし歯、歯垢、歯石、舌苔(ぜったい)、唾液の減少などがあげられますが、中でも歯周病が原因で口腔内口臭を患っている人は全体の約 1/3 に相当します 。

歯周病の口臭は、歯肉から発生すると思っている人もいますが、それは勘違いです。多くは、舌の表面に付くコケ状の細菌の固まりである「舌苔」から発生します。その他、口内炎や口腔癌など潰瘍を作る病気も原因となります。

病的口臭は病気の原因を治療することで口臭を改善できたり、治療することができるので、病院へ行き医師の診断を受けるのもいいかもしれませんね!

身体的口臭

身体的口臭は、身体のストレス・生活習慣・職場環境などによって、唾液の分泌が減少すると発生する口臭です。唾液が減少すると、細菌が増殖して口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物(VSC)がたくさん作られるため、口臭が強くなります。特に唾液が少なくなる起床直後空腹時緊張時は特に注意が必要です。

また女性の生理・妊娠時などホルモンバランス変化に伴う口臭や、乳幼児期、学童期、思春期、成人期、老齢期、それぞれの年代・性別固有の臭気民族的な口臭も身体的口臭に含まれます。

歯磨きや積極的な水分補給をすることで細菌やVSCが減少し、唾液量は増加するので、生活習慣の改善で口臭は弱まります。

飲食物・嗜好品による口臭

ネギ、ニラ、ニンニクなどの食品や脂肪分の多い食べ物、カレーなどの刺激物、アルコールやタバコ、ニンニクエキスが含まれた栄養ドリンク剤などの摂取後は飲食物・嗜好品による口臭が疑われます。

消化する際に摂取した飲食物が血液に溶け出し、肺を通して呼気から排出される時に発生する一時的な口臭です。時間の経過とともに改善されるので、治療の必要はありません。

2.胃の不調によって起こる口臭

歯周病が進行していなかったり、歯の磨き残しが見受けられないのに口臭が気になる場合は胃の不調が原因で口臭が発生しているかもしれません

本来、胃の中で消化された食べ物は消化腸に送られ、体内で栄養分の吸収が行われますが、胃の調子が悪くなると胃酸が出にくくなり、それによって消化不良を起こしてしまいます。胃の中に長く停滞した未消化の食べ物が異常発酵し、悪臭ガスが多く発生してしまいます。結果として、そのガスが肺を巡って呼気として排出されるので、胃の不調が口臭に繋がるのです。

胃の不調が原因の口臭は、「卵の腐ったような臭い」「ドブのような臭い」と表現されるほど強烈な悪臭を放つのが特徴です。口の中に問題がないのにも関わらず、口臭が気になる場合は、胃腸の不調を疑ってみてください。

胃の消化不良が原因で起こる口臭チェックリスト

□ 過食気味

□ アルコール摂取量が多い

□ 食べてもすぐ、お腹がすく

□ 口が粘る

□ のどが乾きやすい

□ 便がかなり臭う

□ 口内炎

□ 歯槽膿漏、歯肉炎

□ 歯茎から出血がある

□ 胸やけしがち

また、胃の不調といっても消化不良だけでなく、逆流性食道炎腸の病気が原因で口臭を発生させている場合があります。

逆流性食道炎とは、胃酸十二指腸液が、食道に逆流することで、食道の粘膜を刺激し粘膜にびらん・炎症を引きおこす疾患名。胃食道逆流症(Gastroesophageal Reflux Disease:GERD)の一つ。

※ウィキペディア引用

つまり、胃の中にある消化液が食道を逆流することによって、食道に炎症を起こし、それによって胸やけや胸痛などを訴える病気です。通常、胃と食道との間には下部食道括約筋という弁の役割を果たす筋肉があるので、胃液が逆流してくるようなことはありませんが、肥満や加齢・不良姿勢や妊娠などによって胃液が逆流しやすくなったり、胃酸の量が増えすぎてしまうことによって、逆流性食道炎が発症してしまいます。逆流性食道炎の特徴として、胃酸に食道が傷つけられることによる胸やけや、胃液によるのどの炎症、口内炎、のどの違和感などがあげられます。中でも呑酸といって、胃液特有の酸っぱい臭いをした液体がのど元まで上がってきて、ゲップとして排出されるという症状もあります。それが、逆流性食道炎による口臭の原因です。

胃の機能の低下によって起こる口臭チェックリスト

以下のチェックリストにあなたの症状が半数以上当てはまるならば、あなたは胃の機能の低下によって口臭が発生していることが疑われます。胃のパワーをアップさせるナガイモ、キャベツ、リンゴなどの食材を取り入れて、胃の働きを改善し、口臭ケアに努めましょう。→3.胃の不調による口臭の対処法も参考にしてください!

□ 胃痛がある

□ 胃がつかえた感じがする

□ 食欲不振

□ よく吐き気がする

□ 胃がもたれやすい

□ げっぷが多い

□ 下痢をしがち

□ 胃下垂

□ 脱肛

□ お腹がごろごろとなる


口臭を発生させてしまう腸の病気として、十二指腸潰瘍大腸がん潰瘍性大腸炎などさまざまなものがありますが、基本的には食道便があるので、消化不良や逆流性食道炎のように、胃から臭いが発生するようなことはありません。ただ、腸の機能が低下することによって便秘が慢性化すると、口臭から大便のようなにおいがする場合もあります。大便が腸管内に長くとどまっていると、便が腐敗し始めてメタンガスを発生させます。メタンガスは血液中に溶け出して、やがて肺に達します。メタンガスに含まれている臭い物質が呼気から排出されることによって、大便のような臭いの口臭が強くなるのです。

3.胃の不調による口臭の対処法

胃の不調による口臭の対処法を5つご紹介します。口臭を感じている方は、以下のことに気をつけて日常生活を送りましょう!

①暴飲暴食をしない

暴飲暴食をしないように心がけましょう。食べ過ぎや飲み過ぎは胃腸に負担をかけ、消化不良を起こしやすくします。また、一度にたくさんの食べ物や飲み物を摂取すると、食道の動きが弱まって、胃酸の逆流を招く恐れがあります。胃腸の不調による口臭を予防するには、食事を腹八分目に抑えることが大切です。

また食べ過ぎ飲み過ぎは、早食いの人に多く見られ、脳の満腹中枢に刺激を与える前に食べ終わってしまうため、必要以上の食べ物を胃の中に押し込めてしまいがちです。ゆっくり食べることを意識しましょう。食べ物を噛む回数が多くなると唾液と混ざり合って消化しやすくなります。理想の咀嚼回数は、1口あたり30回と言われています。慣れないうちは大変かもしれませんが、まずは飲み込む前に5回多く噛むことから試してみてください。

②バランスの良い食事を摂る

胃の調子を整えるには、バランスの良い規則正しい食生活を心がけることが大切です。偏食や間食を避けて1日3食バランスの良い食事を摂取しましょう。特に、胃の不調を自覚している人は、消化に時間のかかる脂っこい食べ物アルコールコーヒー、胃を荒らす原因となる香辛料などの刺激物を控えましょう。胃の調子を整えて口臭を撃退するには、胃への負担が少ない和食中心の食事がおすすめです。腸内環境を整えるためにも、食品添加物が多く含まれるファストフードやコンビニ弁当を避け、新鮮な野菜や果物、発酵食品などを積極的に取り入れましょう。

③胃の不調を整える食べ物を摂取する

胃や腸内環境を整える食品を積極的に食べるようにしましょう。

では早速、胃や腸の調子を整える食品を紹介していきます。

リンゴ

胃腸虚弱を解消し、消化を促進します。食後の腹部膨満感や下痢にもよいフルーツで二日酔いにも効果的です。

トマト

身体の余分な熱を冷ますとともに、胃の消化を活性化させる効果があります。また、食欲過剰気味のときには朝イチでトマトを摂取しておくと、一日中食欲が落ちつくので試してみて下さい。夏バテや二日酔いにも役立ちます。

大根

身体にこもった熱を下げるとともに、消化を促進して、胃をスッキリさせる効果があります。吐き気、胸やけ、口内炎、のどの痛みや炎症などにも効果があります。かいわれ大根も同じ効果があるのでサラダなどに混ぜて食べることをお勧めします。

蕎麦

胃もたれ、消化不良に効果的。ストレスを解消して、リラックスさせてくれる効能もあり、高血圧にもおすすめです。消化のいい大根などと組み合わせておろし蕎麦にするのもいいかもしれませんね◎

ナガイモ

胃を丈夫にするとともに食欲不振、下痢にも効果的です。ナガイモは中国では「山薬」とよばれ、気を補うための代表的な生薬としても使われているほど、滋養強壮にすぐれています。胃の機能回復にはうってつけの食材です!

きのこ類(しいたけ、まいたけ、しめじ、マッシュルーム、エリンギ、なめこなど)

消化力が高いため胃の働消化不良に良く効き、食欲不振改善にも効果が高い食材です。滋養強壮、疲労回復にも効果があるため、免疫力をアップすることもできます!

キャベツ

胃の機能を向上させるとともに、胃痛、胃もたれに高い効果があります。胃潰瘍や十二指腸潰瘍にもよく、胃のトラブルには欠かせない野菜です。虚弱体質や疲れやすい人にもおすすめです。つけあわせのキャベツは胃薬だと思ってしっかり食べることをオススメします。

その他、胃や腸内環境を整える食品にバナナ、ヨーグルト、かぼちゃ、じゃがいも、ほうれん草、鶏のささみ肉、白身魚、味噌、納豆などが挙げられます。

④ストレスを溜めない

口臭を予防するためには、ストレスをため過ぎないことも重要です。ストレスは万病のもとなどといわれますが、ストレスによってどこに悪影響が出るかは人それぞれです。ストレス状態が継続すると、自律神経のバランスが乱れ、胃や腸の機能が低下しやすくなります。好きなことに没頭したり、適度に運動やストレッチ、ゆっくりとお風呂に浸かるなどをして必ずリフレッシュをする時間を作りましょう!

⑤歯科医院を受診する

口臭が気になっているのでその原因が知りたい場合や、口臭を改善することが目的で病院を受診する場合、内科や消化器科ではなく、まずはb>歯科医院口臭外来を受診するようにしましょう。口臭を専門に扱っている歯科医院や口臭外来には、専用の口臭測定器があり、口臭のレベルや原因を見つけることができます。

診断の結果、口腔内のトラブルが原因で口臭を発しているのであれば、歯科医院や口臭外来で治療をおこなうことができます。また、口腔内のトラブル以外が原因で口臭を発しているのであれば、症状にあった医療機関を紹介してくれるので、まずは歯科医院を受診してみましょう。

4.胃薬で口臭を改善しよう!

消化不良や逆流性食道炎による口臭の治療法として、生活指導や薬物療法・外科的治療など様々な方法がありますが、軽度の物の場合、ほとんどのものを市販の胃薬で治すことができます。

一口に市販の胃薬といっても様々な種類がありますが、自分の原因にあった胃薬を飲むことがとても重要であり、効果的です。

自分の原因をしっかり把握し、胃薬を購入するときに是非役立ててください!

総合的に胃腸を整えるタイプ

胃や食道の機能、主に消化器官系の働きが低下して食べ物がなかなか腸へと送られていかないような場合には、胃や食道の食べ物を送り出すことを促進し、胃腸の機能を総合的に高めることができる胃薬が最適です。

その他に長期間にわたって身体への悪影響が少ない漢方薬を継続的に服用することや、胃腸の機能を向上させるために食事療法を試みることもオススメです。

例)パンシロン、キャベジン、太田胃散、アバロン

胃酸過多を抑えるタイプ

胃酸の量が増えすぎることによって逆流性食道炎を発症しているような場合には、胃酸の分泌を抑えるための胃薬が最適です。胃酸の分泌を抑制するヒスタミンH2ブロッカーは、特に逆流性食道炎を改善する効果が高いことで知られています。また、胃酸過多が起こっているようなときには、前傾姿勢になりすぎていることが原因かもしれません。胃酸過多に適した薬を服用するだけでなく、姿勢改善も意識してみましょう。

例)胃酸の分泌を抑える…ガスター10、アシノン、アバロンZ

  胃粘膜を保護するもの…セルベール、スクラート

※特にガスター10(胃の再生をサポートする薬)などの強力な胃薬は、胃酸の分泌を強力に止めてしまいます。そのため就寝前や食間(食後3~4時間後)など、胃が満タンでないときに飲んでください。

消化不良改善タイプ

消化不良が原因で逆流性食道炎を起こしているような場合、消化管の運動機能を改善するための消化酵素乳酸菌剤が多く含まれている胃薬が最適です。消化管の運動機能を上げることによって、食道の運動を正常化し、食べ物がスムーズに胃から腸へと送られるようになります。

例)第一三共胃腸プラス、タカジア錠

5.まとめ

いかがでしたか?

口腔内にトラブルがないのに口臭が気になる人は、胃腸に原因があるかもしれません。胃の不調から来る口臭を防止するには、生活習慣を見直すことが大切です。バランスの摂れた食事と規則正しい生活を心がけましょう。

また、セルフケアで胃腸の調子が改善しなかったり、口臭が長く続くようであれば、他の大きな病気が隠れている可能性があります。速やかに歯科医院や口臭外来を受診して原因を正確に診断して貰って下さい。