bg
HOME » 原因 » 【医師監修】口臭の原因がわからない:においから原因を徹底解析!!

【医師監修】口臭の原因がわからない:においから原因を徹底解析!!

最近、自分の口臭が気になってきた。

満員電車で顔が近くなると、嫌な顔をされる。

家族にも口臭のことを注意されるようになってきた。

けど、口臭の原因が何かわからない。

この記事では、「口臭の原因がわからない」人に向けて、口臭の原因や自分の口臭の原因が何なのかチェックする方法を書きました。

根本的に口臭を改善するために、自分の口臭の原因を特定しましょう。

目次

1.口臭の分類
 ①病的口臭
 ②生理的口臭
 ③食べ物由来の口臭
 ④まとめ

2.口臭の原因をチェックする方法
 ①ティッシュ1枚でできる方法
 ②デンタルフロスでチェック
 ③手を舐めてチェック
 ④口臭チェッカー
 ⑤舌を鏡で見でみる

3.原因別!口臭の対処法
 口内環境を改善する方法
  (1)唾液の分泌を促す
  (2)口臭対策グッズを使う
  (3)舌磨き

4. まとめ

1.口臭の分類

口臭は、何らかの疾患が原因となっている「病的口臭」、疾患を伴わない「生理的口臭」と、タバコやにんにくなどの匂いが強い食品を食べたときに発生する「食べ物由来の口臭」の3つに分類されます。程度の差はありますが、生理的口臭は健常者のほとんどの人に発現します。反対に病的口臭は口臭全体の10%にすぎず治療の必要な疾患が由来の口臭です。

①病的口臭

病的口臭という分類ですが、虫歯や歯周病などが原因であることが多いです。

もちろん鼻やのどの病気、呼吸器系の病気、消化器系の病気、糖尿病、肝臓疾患などの重大な病気が原因で口臭が起こる場合もありますが、病的口臭の90%以上は口内環境の悪化に原因があります。

歯周病、むし歯、歯垢、歯石、舌苔(ぜったい)、唾液の減少などがあげられます。口腔由来の病的口臭は、歯周病が原因のことがほとんどで、 口臭患者の約 1/3 が相当します 。次に唾液の分泌減少による口臭が多いです。

歯周病によって、歯ぐきがブヨブヨになると、歯と歯ぐきの間に無数の細菌が存在するようになります。その細菌が繁殖して、悪臭の原因となる揮発性硫黄化合物(CSV)を産生します。

病的口臭については、病気自体を治療することで改善することができます。

実際に何科に行けばいいの?自分で治療できる?と思った方は3. 原因別!口臭の対処法をチェック!!

②生理的口臭

身体のストレス・生活習慣になどによって、唾液の分泌が減少すると発現する口臭です。唾液が減少すると、細菌が増殖して口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物(VSC)がたくさん作られるためです。

唾液が少なくなる起床直後、空腹時、緊張時は特に口臭が強くなります。

また女性の生理・妊娠時などホルモンバランス変化に伴う口臭や、乳幼児期、学童期、思春期、成人期、老齢期、それぞれの年代固有の臭気、民族的な口臭も身体的口臭に含まれます。

しかし、歯みがきで細菌やVSCが減少し、食事をしたり、水分を積極的に補給するようにすることで唾液量が増加すれば急激に口臭は弱まります。したがって生活習慣の改善でよくなり、治療の必要がありません。

③食べ物由来の口臭

にんにくやニラ、タバコやアルコールの摂取に伴って発生する口臭のことです。消化するときににんにくやアルコールの成分が血液に溶け出し、肺を通して呼気から排出される一時的なものです。

においが残りやすい食べ物についてまとめました。

(1)にんにく・ねぎ・玉ねぎ・らっきょう

口臭の代表!と言われるような食材ですね。餃子、ラーメン、焼き肉、キムチ、ペペロンチーノのパスタなどにんにくが使われた料理はたくさんあるので、どうにかして大事な日の前は避けたいですね。

これらに含まれる「アリシン」という成分が体内に入って分解されることで強烈なにおい物質に変化します。これは吸収されて体内で発生し続けます。口臭以外の体臭としても硫黄のようなにおいが長時間続くようになります。

(2)たばこ

たばこも特有のにおいがありますよね。このにおいを嫌う人(特に女性)も多いはずです。このにおいの正体は「タール」というもので、フィルターに茶色く付着するいわゆるヤニのようなべっとりしたものです。発がん物質でもあります。また、タールは唾液の分泌を抑制する効果もあるので、口臭をひどくする要因でもあります。

(3)納豆・チーズ・たくあん

発酵過程で発生する脂肪酸や硫黄化合物が原因となる。具体的にはアンモニア有機酸やイソバレシアン酸が挙げられます。食べた直後1時間くらいはニオイが気になるが、次第ににおわなくなります。

本来口臭ではない上、時間の経過とともに改善されるので、治療の必要はありません。これらの食べ物を食べることが多いなと思った人は、人と会うときなどに食べるのを控えたたり、消臭スプレーを使ってその時その時に改善できるといいですね。

④まとめ

口臭といっても種類が色々あるのがわかったと思います。

整理しているので、参考にしてください。

1.病的口臭

口腔系の病気

 (歯周病、虫歯、歯垢/ 歯石/ 舌苔)

内臓系の病気

 (呼吸器系、消化器系、糖尿病、肝臓疾患)

2.身体的口臭

 →空腹時や起床時など特定の時間帯や、体調の変化で発生

3.食べ物由来の口臭

 →においの強い食べ物を食べた時に発生

2.口臭の原因をチェックする方法

口臭をチェックする際に注意して欲しいのが、1.口臭の分類で分類している3つの口臭の種類を判断することです。

まず、最初に口臭をひどくするような食べ物をよく食べていないか「食べ物由来の口臭」であるかどうか確認するようにしましょう。

次に「病的口臭」か「身体的口臭」かどうかを調べましょう。「身体的な口臭」については時間や体調によって強さが変わる口臭です。朝起床時や空腹時の口臭か、女性の場合は生理時やその前後ホルモンバランスの調子が悪い時ではないか確認するようにしましょう。

「食べ物由来の口臭」でも「身体的な口臭」でもない場合は、「病的口臭」である可能性が高いです。では「病的口臭」をどう判断するかについて、「病的口臭」の原因チェック方法について書きます。原因のチェック方法については、自分の口臭のにおいを分析する方法しかありません。においのチェック方法はたくさんあるので、自分にあった方法を見つけてください。

①ティッシュ1枚でできる方法

この方法が筆者の一番おすすめの方法です。手軽に自分の口臭を調べることができる上に、自分の口臭を簡単に把握することができます。実際にテレビでも紹介された方法です。参考にしてください。

まずはティッシュを4回折り畳んで、小さな座布団のような形にします。そして折り畳んだティッシュを使って、舌を上から下に5回なぞりましょう。後は2分待って深呼吸してからティッシュを嗅ぐだけです。自分の口臭がどんなにおいをしているか気づくことができます。ポイントは唾液が乾くまで待つことです。乾いてからの方が口の中のにおいがわかりやすくなります。

②デンタルフロスでチェック

この方法は、唾液ではなくて、歯と歯の間にはさまっている歯垢のにおいを嗅ぐことで口臭のにおいを判断する方法です。使ったデンタルフロスが乾くまで待ち、その後ににおいを嗅ぎます。においを嗅ぐだけでなく、デンタルフロスは歯磨きと併用することで、口内の食べかすを80%以上除去できるようになると言われています。

③手を舐めてチェック

何も用意する必要がないのがこの方法です。左右どちらかの手の甲を舐めて、乾くまで待った後、舐めていない方の手の甲のにおいと比較します。実際に比較できるところがポイントですね。手軽にできるので、他の方法を並行してやってみるのもいいですね。

④口臭チェッカー

家庭向けに市販されている「口臭チェッカー」は1500円~4500円程度で買うことができます。利用方法が簡単で、携帯に便利です。5段階程度で結果を示してくれる商品が多い印象です。口臭に変化があったという自覚があっても測定値は同じだったり、同程度の口臭だと思っても測定値が違う、といったことは当然起こりうる話です。それは、口臭チェッカーでは匂いの「良い・悪い」といった判定はできないからです。たとえば歯磨き粉のように人間からすれば不快ではない臭いにも反応してしまいます。

家庭用のチェッカーで測定した値は目安程度に考えた方がよいでしょう。

⑤舌を鏡で見でみる

この方法だけにおいを調べずに、口臭の原因をチェックする方法です。舌苔という舌の上に付着する白い粒のようなものをご存知でしょうか。口臭はそのような舌苔が原因で発生することが多く、その舌苔は目で見て調べることができます。自分の舌を鏡で確認し、白くなっていないか調べましょう。ピンク色がかっていれば健康ですが、白くなっていると舌苔である可能性が高いです。

実際ににおいをかいだ後は、そのにおいがどの病気のにおいか判断する必要があります。下の表に主な病気とその病気にかかっている時の口臭のにおいについてまとめたので参考にしてください。

原因

におい

歯周病、歯垢/ 歯石

腐った玉ねぎのにおい

(おならと同じ成分)

呼吸器系

(肺がん、肺腫瘍)




タンパク質が腐ったにおい

(卵が腐ったようなにおい)

消化器系

(胃がん、食道気管)

耳鼻咽喉系

(扁桃炎など)

咽頭、気管支、肺のカンジタ感染

甘いにおい

糖尿病

アセトン臭

(甘酸っぱい果物が腐ったようなにおい)

肝硬変、肝臓癌

アンモニア臭

トリメチルアミン尿症

魚のにおい

自分でにおいを判断するのが難しいと思う人も多いと思います。その場合は知人や家族に嗅いでもらうか、専門の口臭外来に行き、直接お医者さんに相談するのがいいでしょう。

また、緑のアンダーラインのところのにおいがした人は、重大な病気にかかっている可能性が高いです。上記の可能性が高いなと感じた人は、一度口臭外来などで、診療してもらうことをおすすめします。

3.原因別!口臭の対処法

対処法については「病的口臭」についてのみ書きます。

「身体的口臭」は生理的なものなので、対策する必要はありませんし、「食べ物由来の口臭」については、口臭を引き起こす食べ物を控えるようにすることで改善することができます。

上記でも述べたように、重大な病気の可能性がある場合は自分で解決しようとせずに、医院に相談するようにしましょう。それ以外の口内に問題がある場合には対処法があります。この下では口内環境を改善する方法について詳しくまとめてあります。たくさんありますが、一つに絞ってするのではなく、自分にあった対策法をとることが大切です。

口内環境を改善する方法

(1)唾液の分泌を促す

唾液には殺菌効果があるので、口内の環境を整える効果があります。唾液の分泌を促す方法はいくつかあるので、試してみてください。

①唾液腺マッサージ

口臭の原因が唾液の分泌の低下の時、非常に効果的なのが唾液腺マッサージ。うまく自分の唾液腺に刺激を与えることで、唾液の分泌を促し、口内環境を整えます。唾液腺の中でも舌下腺と顎下腺のマッサージが効果的なので、ご紹介します。

舌下腺は顎のとがった部分の内側のくぼみにあります。ここに両手の親指をそろえて当て、10回くらい上方向にゆっくり押し上げることで、刺激することができます。喉を押さないように気をつけましょう。

顎下腺は顎の骨の内側のやわらかい部分にあります。ここに親指を当て、耳の下から顎の下まで、3~4か所に分け、順に押していきます。

②唾液の分泌を促進する食事をとる

唾液の分泌を促進する食べ物は、噛む回数が多くなる硬めの食べ物や唾液腺を刺激するような酸味の強い食べ物がおすすめです。普段食べている食パンや白米をフランスパン・ブランパンや玄米にしてみたり、梅干しやレモンなど酸っぱい食べものを普段の食事に加えると効果的です。

(2)口臭対策グッズを使う

口臭対策グッズと言っても、それぞれ目的が違うため使い分けることができると非常に効果的です。簡潔にまとめたので参考にしてください。

①口臭スプレー

口臭スプレーの良いところは、手軽に持ち歩けて、数秒で口臭対策できるところです。口臭スプレーの中には、消臭・殺菌効果のあるものもあれば、においだけついているものもあります。単純ににおいの強いものを食べた後に使うのであれば、においだけのものでも構いませんが、口内環境を改善する必要がある場合は、消臭・殺菌効果があるような口臭スプレーを購入するようにしましょう。手軽さの反面、効果があまり持続しないものが多いので、注意しましょう。口臭スプレーはこちらの記事を参考にしてみてください。

【決定版】薬局で買えるおすすめのスプレー5選!!

②サプリメント

唾液の分泌が増えても治らない、口臭スプレーを使って口内環境を整えていてもさっぱり口臭が治らない、というような悩みを抱えている人も多いと思います。もしかしたら内臓のにおいが逆流して口臭になっているのかもしれません。その場合は口臭サプリメントが効果的です。口臭サプリメントを効果的に使うと内臓由来の口臭も小さくすることができます。こちらの記事も参考にしてみてください。

口臭サプリランキング一覧!おすすめ10選!【決定版】

(3)舌磨き

舌磨きは⑤舌を鏡でみるで舌が白いかなと思った人におすすめします。

舌みがきでは舌の上についた舌苔という口臭の元を取り除くことができます。適度に細菌の温床になっている舌苔を取り除くことで、口臭を改善できます。ただし、磨きすぎると逆に舌を痛めてしまったり、唾液が濁ってしまう可能性があるので気をつけましょう。

詳しくは、舌磨きで口臭改善?舌磨きの正しいやり方を参考にしてください。

4. まとめ

✔︎口臭は3つの種類に分けられる

✔︎まずはその3つの種類のどれか特定することが大事!

✔︎そのあとは、においや舌の状態をみてどの「病的口臭」か判断する

✔︎重大な病気の可能性がある場合は、すぐ病院へ

✔︎口内に原因がある場合はいろんな対処法を試してみよう

口臭の原因がわからない人も、少しずつ絞って行けば原因を見つけることができると思えたのではないでしょうか。実際に口臭は悩むだけで、すごくストレスだと思います。口臭の原因を特定して、その原因にあった対処法を取ることで、自分の息に自信を持てるようにしたいですね。

最後までお読みいただきありがとうございます。